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喉を開くとはつまりどういうことなのか

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2012年10月17日

喉を開くとはつまりどういうことなのか

ボイストレーニングをしていると、喉を開きなさいという言葉をよく耳にします。ここでは、なぜ開く必要があるのか、喉を開くとどうなるか、そして喉の開き方を解説したいと思います。

喉を開くとは

喉を開くというのは、すなわち口の奥のスペースを広く確保して、声を共鳴させようという話です。なんだか難しいですね。

簡単に説明するために、声をアコースティックギターに例えればわかるかもしれません。アコギは、弦の近くに穴の空いた空洞があり、そこで弦の音が共鳴して大きくなります。もし空洞がなければ、音はとても小さいものになるでしょう。声も同じで、声帯から作られた音は、体の口の奥の部分(咽頭)で大きくなります。ここのスペースを大きく取れば取る程、オペラのようなふくらみのある声になります。つまりまとめると、

アコギの弦→声帯
アコギの空洞→口の奥の空洞部分

という事になります。

なぜ喉を開く必要があるのか

喉を開く動作は、特に高音を発声する際に必要になってきます。高音を発声しようとすると、つられて喉仏が上がってきます。喉仏が上がると、口の奥の空洞スペースを確保できなくなり、声が共鳴しなくなります。すると声が平たくつぶれてしまい、なんだか苦しそうに聞こえます。なので、これを回避するために、意図的に喉を開いて口の奥の空洞スペースを確保しようという話なのです。

もちろん、喉を開けば開く程良いというわけではありません。人によってはつぶれた苦しそうな声の方が好きだというのもあります。ボイストレーニングの目的は、声の開放です。口の奥の空洞スペースの大きさを調節できるようになれば、色々な声を出せるようになります。ここまでをまとめると、

高音では喉仏が上がって平たい声になる→喉を開くことで口の奥の空洞スペースを確保
喉を開けば良いというものでもない→ボイストレーニングの目的は、色々な声を出せるようになること

となります。

喉の開き方

目的は、口の奥のスペースの確保です。口の奥には、舌の根元、そして軟口蓋(のどちんこ)があります。つまり、舌の根元を下げ、のどちんこを引き上げれば、空洞部分を確保できることになります。

舌の根元の下げ方

最初に舌の根元(舌根・ぜっこん)を下げる方法について書きます。舌根を下げるといっても、舌を喉に引っ込めるのとは違い、自然にストンと下ります。

あくびを思い出してください。あくびをすると、口の奥がブワッと広がる感じがしますよね。その感じです。舌根が下がると、つられて喉仏も下がります。ボイストレーニングをしていると、「喉仏を下げる」という表現を耳にするかと思いますが、実はこれは、喉仏を下げることによって口の奥の空洞スペースを確保しなさいと言っているのと同じです。まとめると、

舌根が下がる→口の奥のスペースが大きくなる
舌根が下がる→つられて喉仏も下がる

となります。

軟口蓋の上げ方

先程は舌の根元を舌に下げましたが、今度は反対側の、軟口蓋を上に引き上げてみましょう。軟口蓋とは、上顎の奥の柔らかい部分で、のどちんこがついています。この部分は、鏡を使えば確認できます。

手鏡を用意して、口を大きく開いて中を覗いてみましょう。のどちんこが見えるかと思います。こののどちんこを、上に引き上げる練習をしてみます。感覚的な話になるのですが、なんとなく軟口蓋のあたりがヒモで上に引っ張られてるようなイメージで動かすと引き上げられます。同時に喉仏を下げるとやりやすいです。

喉を開くことによって変わる声質

喉を開けば開く程、ふくらみのある声になります。地声で普通にアーというのと、あくびのような声でアーというのでは、同じ音の高さでも声質が違うのがわかるかと思います。口の奥のスペースでは、声のベース(ふくらみ具合)が作られるのです。ちなみに、咽頭で声のふくらみ具合が作られた後に、口の中のスペースの調整により「あいうえお」の母音が作られます。

高音で喉を開く練習

先程も説明しましたが、高音域になると、喉仏が上がってきます。なので、高音域になればなるほど、負けないように口の奥の空洞スペースを確保する力が必要があります。空洞スペースと声のふくらみ具合を意識し、低音と高音でスペースの大きさが変わらないように調節してみましょう。

おすすめの練習方法は、ガガガガガーと、同じ音で5回伸ばす練習です。最後のガーで、喉をめいっぱい開きます。同じように1音ずつ上げていきます。最初は練習しないとなかなか喉を開くことはできません。高音域でも喉を開けるように、練習あるのみです!


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