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歌手の喚声点を探す

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2013年5月7日

歌手の喚声点を探す

歌手のおおよその喚声点(地声と裏声の境目)や音域を計れるようになると、その歌手の曲を歌う際に大いに役立ちます。

例えば、歌手が地声でhiAまで出せて、自分はmid2Gまでしか出せないとわかっているとすれば、決して同じようには曲を歌うことはできない事を前もって知ることができます。

よって、歌い方を変えて高音で裏声に切り替えるか、キーを下げるなどの対策を取ることができます。

逆にもし歌手の音域を知らないままだと、「この歌手は地声でここまで出しているから自分も出せるはずだ」と思って無理してしまったり、「自分の限界音を越えて出しているから、この人はミドルボイスを使っているだろう」と勝手な予想をしてしまったりといった事が起きます。

このような誤解をしないためにも、歌手の音域を知る事は大事です。

音域サイトで歌手の喚声点の目星をつける

歌では、地声をできるだけ引っ張ってから裏声に切り替えることもできれば、早めに裏声に切り替える事もできます。よって声区の切り替えポイントには、ある程度のばらつきが出る事になります。

しかし、地声の高音には限界があるため、必ず一定の高さで止まります。つまり喚声点を見るには、地声最高音を見れば良いということになります。

それでは早速見てみましょう。ここでは例として、「シド」を計ってみます。

まずは大体の目星を付けるために、音域サイトを見てみます。googleで、「シド 音域」とでも検索すれば、音域サイトがヒットします。

ここでは、音域データさんを参考にしてみます。

地高音の欄を見てみると、mid2G#~hiCあたりに固まっていることがわかります。だいたいこのあたりで、喚声点の目星を付けておきます。

実際に曲を聴いて判断する

音域サイトでは、ミドルボイスも地声として扱われます。よって最終的には自分の耳で判断しなくてはなりません。

音域サイトに書かれているシドの最高音がhiCなので、hiCが使われている曲を聴いてみます。もしこれがミドルボイスだと判断できれば、地声最高音はhiBかもしれませんね。

モノクロのキスが最高音hiCなので聴いてみます。聴く音源は、ライブ映像の方がわかりやすいです。

モノクロノキス

最後の3:32あたりで、チェストボイスでhiCを出しているのが確認できます。よってボーカルのマオさんはhiCまでは地声で押しきれるということがわかりました。

音の判別は、FLASH ピアノを使えば良いでしょう。

自分の地声最高音と比べてみる

自分の地声最高音を、先ほどのFLASHピアノで計ってみましょう。もし同じようにhiCまで地声で出せるのであれば、キーを変えないでもそのまま歌うことができます。

もしhiCまで届かない場合は、歌う際に声区の切り替えを行わないといけないため、歌の難易度が上がります。高音のどこかで切り替えるポイントを探しましょう。

キー変えについて

歌手の音域と自分の音域が合わない場合は、キーを調整するのも一つの戦略です。

キーは、1個ずれる度に音が半音ずれます。hiAからhiA#に上がれば、キーが+1になったということです。

例えばシドを歌う際に、地声がmid2Gまでしか届かない場合、hiCまではキー5個分の開きがあります。つまり単純にキーを-5にして歌えば良いということになります。

逆に歌手の地声最高音がhiEで、自分がmid2Gだった場合、キーが9個離れています。こういう場合は、逆にキーを3つ上げて、1オクターブ下で歌えば良い事になります。

キーは12個で一回りしますので、近い方に合わせると良いです。

女性が男性曲を歌う場合も、キーが低すぎて歌いにくい場合があるため、同様の手順でキーを上げるなどの対処をすると良いです。

音域の判別が難しい場合もある

だいたいの歌手は、ちゃんと喚声点がわかるような歌い方をしていますが、まれにミドルボイスを多用する歌手がいます。その場合は音域サイトにも書かれる最高音がばらばらになり、喚声点の判別が難しくなります。

だいたいの目星を付けてから、ライブ映像などで、切り替えが目立つ場所を探すのが良いです。それでも発声が上手い歌手の場合は違和感なく切り替えてくるので難しいです。自分の耳が頼りです。

他人の声を聴く際の注意点

声には例外というものが数多くあります。よって声に予め何らかの判断基準を設けてしまうと、上手くいかないことが多いです。

男性はだいたいこの音域、女性はだいたいこの音域、というのもあまり決めない方が良いです。女性並に地声が出せる男性もいますし、声が低い女性だっています。

また、自分を基準に他人の声を計るのも良くありません。

自分は地声でhiAまで出せるのに、他人が出せない場合でも、練習不足だと判断するには早すぎます。逆に自分がmid2Fしか出せないのに他人がhiAまで出せているのを聴いて、自分の練習不足だと思ってしまうのも早すぎます。人それぞれ、元々の声の高さが違うのです。予め自分の声をよく知っておく事が大事です。


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