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ボーカルを影で支えるエンジニアについて

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2013年6月13日

ボーカルを影で支えるエンジニアについて

聴き手が歌が上手いと思う要因として、ボーカル技術が高い以外にも、「声が綺麗で心地良い」「声が前に出てきてよく響く」などの要因があります。

今回はこれらの要因を作り出し、ボーカルを影で支えるエンジニアの仕事について説明します。

カラオケのエコー

説明に入る前に簡単な例を挙げると、カラオケによく行く方々は、よくエコー(リバーブ)というものを目にすると思います。音を反響させることによって、まるでコンサートホールで演奏しているような残響音が得られます。

少しエコーをかけてやることで、ボーカルの声がBGMと馴染みやすくなり、心地よく聞こえますね。
逆に全くかけないと、声がシャープに聞こえすぎてしまいます。その原因として、機材に声を通した時点で、声が生の音から変化してしまうからです。

このように機材に通され不自然になった声を加工して、BGMと上手く馴染ませたりするのが裏方さんのお仕事、というわけです。

音響設備も欠かせない

そしてもう一つ、今回の主旨からは少しそれますが、音響設備も重要な要素になります。
いくらボーカル技術が高くても、100円のマイクで歌い、100円のスピーカーで出力すれば、全然良い声に聞こえません。
しかし、音響設備に1000万円もかければ、かなり良い声で聞こえるようになるはずです。

一概にボーカル技術が高くても、それを支える設備やエンジニアがいて、初めてボーカルが活きる、という事を認識していただければと思います。

PAの仕事

ライブを影で支えるPAのお仕事はどんなものがあるでしょうか。

主に、

  • 機材の運搬、設置、解体
  • 音響のテスト、音作り

になります。

まずは機材選びや、設置です。会場の空間を見て、どの機材をどこに設置すれば良いのかを考えていきます。機材がない場合は調達してこなければなりません。

そして、機材の設置を完了させ、電気信号が通っている事を確認したら、次はイコライザー(EQ)の調整をします。

EQ

EQとは、特定の周波数帯を強調したり、逆に減らしたりする機材です。PAの場合は、第一に特定の周波数帯をカットし、ハウリング(キーンという音)を防止しなければなりません。
逆に、小さい周波数帯はブーストしていき、充実した音にしていきます。

エフェクト

そして、ボーカルの簡易的なエフェクトもPAが調節します。よく用いられるのは、リバーブやディレイなどです。
どのように声が変わるかは、ボーカル用のエフェクターの紹介をしている動画があったので参考にしてみてください。

PAは、これらの簡易的なエフェクトを、MCの時に外し、歌ってる時にこっそりかけます。

もちろん全楽器のボリューム調整もPAが担当します。

録音、ミックスについて

ライブと話は変わり、次は録音の話をします。

録音は、オケ音源に声を吹き込んだら終わり、というわけではありません。
その後に、ミキシング(ミックスダウン)という作業が入ってきます。

ミキシングとは、録音した音を聴きやすくするために音源を加工することです。

例えば、各楽器のバランスを整えたり、不要な周波数帯を削ったり、逆に弱い周波数帯を増幅させたりといった作業があります。

それだけではなく、突然大きな音が鳴ってびっくりしないように、音量を一定のレベルに抑えるための加工をしたり、小さい音と大きい音の差をできるだけなだらかにするような加工もします。

空間をイメージして、声を右から出したり、左から出したり、といったこともできます。

ボーカルの加工

ボーカルの加工もできます。不自然にならない程度に、多少のピッチのずれや、リズムのずれも直せたりします。そして何回も撮り直して、良い部分だけを切り貼りして繋ぎ、楽曲として完成させることもできます。

そして、できあがったボーカルラインには、PAと同じように、リバーブやディレイなどのエフェクトをかけることができます。

これらの作業を録音後にエンジニアがこなすわけです。録音の場合は、もちろんボーカル技術は高ければ高い程良いですが、それを加工するエンジニアの技量次第で、完成される曲が全然違うものになります。エンジニア次第で、ボーカルを活かすことも殺す事もできてしまうのです。

最後に

音というのは、機材を通した時点で必ず変形します。なので、なるべく自然に聴こえるように整えていくのが裏方さんのお仕事になります。

そして、ある程度良い機材で録音しないと、ボーカルが下手に聞こえてしまうなんてこともあります。

もちろんマイクなしの生で歌えばボーカルの実力というのはわかりますが、それでも外で歌うか風呂場で歌うかで音の響きが変わってしまいますので、同じボーカルであっても聞こえ方に違いが出ます。音というのはそういうものです。

ボーカル技術を高める事も大事ですが、同じくらいに音作りも重要になってきますので、考えてみてはいかがでしょうか。


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