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裏声での声帯閉鎖を攻略せよ

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2012年10月22日

裏声での声帯閉鎖を攻略せよ

ミドルボイスミックスボイス)を発声するには、裏声声帯閉鎖し、芯のある声を出せなければなりません。ボイストレーニングをする上で、誰もがぶつかる壁でもあります。ここでは、裏声が息漏れしてしまう場合や、柔らかい裏声しか出せないという段階から、芯のある裏声を獲得するための方法をまとめます。

そもそも声帯とは何か

声帯とは喉にある二枚のヒダです。これらが合わさり高速で振動することにより、音(声)が出ます。私たちが普段呼吸をしているときは、空気を多く通すために声帯は開いております。そして声を出そうとすると、声帯付近の筋肉が緊張し、声帯のヒダが互いに寄せられます。寄せられた声帯の間から息が通り抜けることで、声帯は振動し、声になります。

声帯の開け閉めについて

声を出す際に、声帯がほんの少しだけしか閉じられていないと、あまり声帯は振動せず、ほとんどの息がただ通りすぎてしまいます。スーっと息が漏れる音がするので、これを息漏れ声といいます。そして、声帯を閉じれば閉じる程、声帯は振動しやすくなりますので、少ない息で強い声が出せます。この声帯閉鎖の動きを裏声でやることで、振動する裏声が出ます。

裏声だと声が息漏れしてしまう

よくボイトレを始めたばかりの方が裏声を出そうとすると、声帯をうまく閉じることができず、息漏れしてしまいます。これは、声帯の閉鎖筋が弱い、もしくは裏声で声帯を閉じる動きに慣れていないかのどちらかが原因です。前者の場合は、裏声だけではなく地声も閉鎖が弱いため、普段の話し声もなんとなく弱々しい感じがします。この場合はちょっとした練習が必要です。逆に地声は力強く出せるのに、裏声で息漏れしてしまう場合は、コツさえ掴めばすぐに発声できます。

3種類の裏声

練習に入る前に、3種類の裏声について改めて確認してみましょう。

  • ファルセット
  • ヘッドボイス
  • ミドルボイス

それぞれ、ファルセットは息漏れした裏声、ヘッドボイスは息漏れはしていないが柔らかい裏声、そしてミドルボイスは地声のように響き鋭い裏声です。声帯の閉鎖具合は、ファルセット→ヘッドボイス→ミドルボイスの順に強くなります。ボイトレを始めたばかりの方は、声帯の閉鎖がうまくできず、ファルセットしか発声できない事が多々あります。しかし、今はファルセットしか出せなくても、練習を続ける事で出せる声も増えていきますので大丈夫です。ミドルボイスを発声するためには、それなりに強い閉鎖を身に付ける必要があります。下記のボイストレーニングを続けて、声帯の感覚を掴みましょう。

裏声で声帯を閉鎖するための攻略法

裏声で声帯を閉鎖するための練習法をまとめます。当たり前の事なのですが、声帯を閉鎖するためには、声帯を閉じるための筋肉をコントロールする必要があります。この閉鎖筋ですが、すごく繊細な動きとなるため、練習を行う際は、声帯付近に全神経を集中させてください。

攻略法1: 息を止めたり、吐いたりを繰り返す

まずは声帯がどの位置にあり、どう動くのかを体で感じてみましょう。「ハー」と息を吐きながら、「ッ」と止めてみます。息を出しているときは声帯が開いており、息を止めたときは声帯は閉じております。何回か繰り返しやっていると、喉の奥あたりで、声帯が開け閉めしているのを感じる事ができます。

攻略法2: 息を止めて維持する

次に、ハーと吐きながら息を止め、10秒程キープしてみましょう。息を止めている間は声帯は閉じたままキープされています。息を吐いているときと止めているときで、どこが違うかを確認してみましょう。

攻略法3: 息を止めた状態から無理矢理声を出す

まず息を止めます。この時点で声帯は完全閉鎖しているのですが、その状態から、地声で、無理矢理声を通す感じで「アッ!」と強く発声してみます。声は伸ばさずにすぐに切ります。鋭く響き、かつ詰まった声が出せれば成功です。荒治療なのですが、とても有効な練習方法です。喉が痛くなったらやめてください。

攻略法4: ボーカルフライを練習する

参考: ボーカルフライ

強い閉鎖を維持したまま声を低くしていくと、声帯がブツブツと鳴る、ボーカルフライになります。このボーカルフライができるのであれば、裏声での声帯閉鎖はコツ次第でできます。しかしボーカルフライができないのであれば、それはすなわち声帯の閉鎖筋が弱いということになります。ボーカルフライができなければ、ミドルボイスはまずできないと考えてください。その場合はまずは徹底的にボーカルフライを練習してみましょう。

攻略法5: 地声と裏声を交互に出す

一度声帯の閉鎖から離れて、地声と裏声を交互に出す練習をしてみましょう。「アー(地声)アー(裏声)アー(地声)アー(裏声)」という感じで交互に発声してみます。この時点では裏声が息漏れしても大丈夫です。次に、地声低音でアーと発声したまま、勢い良く声を高くして裏声の高音まで突き上げてみましょう。裏声に慣れるという意味でも重要な練習方法です。

攻略法6: 閉鎖した地声を出したまま裏声に切り替える

攻略法3でやった、息を止めた状態から声を出す発声をもう一度やってみます。鋭く詰まった地声になるかと思います。「アッアッ」と何回か切って発声した後に、「アー」と伸ばし、詰まった声を維持したまま、勢い良く裏声に飛んでみましょう。上手く行けば、鋭く閉鎖した裏声を見つけられます。同じように、詰まった地声を出したまま、勢い良く裏声の高音まで突き上げる練習も行なってみましょう。この練習法のコツは、地声の発声の段階で強い閉鎖を作っておくことです。

攻略法7: 裏声でスタッカート発声

裏声で、「ンッンッンッ」もしくは「アッアッアッ」と、音を切りながら発声してみます。「ッ」の時には、息を止める事が重要です。息を止めてから再び発声する際に、強く芯のある声が出ることがあります。その声が見つかればしめたものです。あとは確実に出せるように練習しましょう。

ミドルボイス習得に向けて

以上が練習法まとめです。ミドルボイスを発声する上で、裏声での声帯閉鎖は必ずできなければなりません。習得難易度は比較的高いので、高音開発をする際にはほぼぶち当たる壁となるかと思います。今はできなくても、あきらめずに練習していきましょう。

この中では、ボーカルフライが簡単な診断代わりに使えます。ボーカルフライさえできれば、コツ次第で裏声でも声帯閉鎖はできます。ボーカルフライができない方は、まずは地声から練習して、強く芯のある声を身につけましょう。筋肉の繊細なコントロールがすべてなので、喉に全神経を集中させて練習してください。


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