ここでは採点で高得点を取るための攻略法をまとめておきます。近頃は、採点の点数によって割引をするカラオケ店もみかけますので、知っておいて損はないスキルです。今回は「精密採点Ⅱ」で安定的に90点以上出すための方法です。


残酷な天使のテーゼを歌って93点でした。


2012年10月31日まで、スリラーカラオケでは精密採点Ⅱの得点に応じてキャンペーンを行なっているようです。写真は90点以上を出した際にもらえるものです。

精密採点Ⅱとは

DAMの採点機能のうちの一つです。採点の中でも難易度がかなり高い事で有名で、正攻法で95点以上取るのは相当難しいです。どうしても点数を稼ぎたいのであれば、ここは邪道で攻めてみましょう。どんな手を使っても構わない覚悟でいきます!

精密採点Ⅱをやる前に準備しておくこと

  1. ガイドメロディーを大にする 重要度★★★☆☆
  2. マイク音量を0にする 重要度★★★☆☆
  3. ビブラートをかけられるようにする 重要度★★★★★

1. ガイドメロディーを大にする 重要度★★★☆☆
それぞれの曲には、ガイドメロディーというものが用意されております。採点モードでは、原曲ではなく、ガイドメロディーに音程を合わせないと、音程が評価されません。ガイドメロディーの打ち込みは意外といい加減で、原曲とガイドメロディーが大いにかけ離れている曲も沢山あります。そこでガイドメロディーを大に設定することで、ガイドメロディーが聞こえやすくなるため、音程を合わせやすくなります。

2. マイク音量を0にする 重要度★★★☆☆
マイク音量は0でも、機械は認識してくれます。自分の声が大きく聞こえると、ガイドメロディーが聞こえなくなってしまうため、本体の「マイク音量」のつまみをひねって0にしてしまいましょう。

3. ビブラートをかけられるようにする 重要度★★★★★
精密採点Ⅱでは、ビブラートの加点が意外と大きいです。ビブラートを綺麗にかけられないと、なかなか得点は伸びてくれません。機械が評価するのは、ビブラートの波形の美しさです。ゆっくりでも良いから、同じリズムで振幅できるよう練習しましょう。練習方法としては、人差し指で指を指すポーズをし、手首を細かく上下させつつ、それに合わせて音程を揺らす事です。

曲選びのポイント

  1. 音域が狭い曲を選ぶ 重要度★★★★☆
  2. メロディーが飛ばない曲を選ぶ 重要度★★★★☆
  3. 長く伸ばす音がある曲を選ぶ 重要度★★★☆☆
  4. 短い曲を選ぶ 重要度★★★★★
  5. ラップを避ける 重要度★★★★☆

1. 音域が狭い曲を選ぶ 重要度★★★★☆
採点では、曲の最低音から最高音までの差が狭ければ狭い程有利です。なぜなら、キーを変えて自分の歌いやすい高さに調整できるからです。音域が広い曲だと、どうしても安定しづらい高音域に入ってしまい、音程を正確に合わせるのが大変です。

2. メロディーが飛ばない曲を選ぶ 重要度★★★★☆
メロディーが頻繁に上下に飛ぶ曲は、音を合わせるのが大変です。なるべくメロディーラインがなだらかな曲を選ぶのが賢明です。

3. 長く伸ばす音がある曲を選ぶ 重要度★★★☆☆
長く伸ばす音がある場合、その部分にビブラートをかけやすいので、ビブラートとロングトーンの評価を稼ぎやすいです。

4. 短い曲を選ぶ 重要度★★★★★
1曲が長い曲だと、音程のブレが目立ち減点対象になりやすいです。曲が短ければ短い程、マグレが発生しやすくなりますし、限られた時間内で挑戦できる回数も増えます。精密採点でよく選曲されるのは、「君が代」です。

5. ラップを避ける 重要度★★★★☆
ガイドメロディーでは、打ち込みでラップにも音程をつけています。ラップは非常に音程を合わせにくいため、避けましょう。どうしてもラップ付きの曲を歌わなければいけない場合は、ガイドメロディーをよく聞いて暗記しましょう。

曲が決まってからすること

  1. 自分の歌いやすいキーを見つける 重要度★★★★★
  2. ガイドメロディーを暗記する 重要度★★★★★★★
  3. ビブラートをかけるポイントを探す 重要度★★★★☆

1. 自分の歌いやすいキーを見つける 重要度★★★★★
キーをいじって、自分の歌いやすい高さを探しましょう。採点で高得点を狙うためには、いかに音程を正確に合わせるかが肝心です。キーを調整して、少しでも正確に音を取れるようにしましょう。

2. ガイドメロディーを暗記する 重要度★★★★★★★
超重要です。一度歌わずに曲を流して、ガイドメロディーを暗記しましょう。先述した通り、原曲とガイドメロディーはずれています。原曲ではなく、ガイドメロディーを暗記して、その通りに歌えなければ得点にはなりません。高得点を取るためには必須なので、必ず行いましょう。中には、ガイドメロディーを覚えるために録音してしまう猛者もいます。

3. ビブラートをかけるポイントを探す 重要度★★★★☆
ビブラートをかけるポイントを探していきましょう。精密採点Ⅱでは、ビブラートの秒数は評価の対象にはなりません。たった2秒でも良いので、きちんとかけられれば、得点が増えます。よって、曲の中で一番伸ばす部分を探して、その部分できちんとかけられるように練習しましょう。

精密採点Ⅱの評価基準を知る

精密採点の評価基準は以下の通りです。

  1. 音程の正確さ 重要度★★★★★
  2. 抑揚の大きさ 重要度★★★★☆
  3. リズムの正確さ 重要度★★★☆☆
  4. ビブラートの上手さ 重要度★★★★☆
  5. ロングトーンの正確さ 重要度★★★★☆
  6. しゃくり、フォール、こぶし 重要度☆☆☆☆☆

1. 音程の正確さ 重要度★★★★★
最も重要な項目です。音程の正確さが得点に直結します。精密採点Ⅱで90点以上取るには、少なくとも音程を90%は合わせることができなければなりません。ガイドメロディーを聞き込むのが唯一のコツです。音程が正確に合えば、低音と高音に◎が付きます。

2. 抑揚の大きさ ★★★★☆
精密採点Ⅱでは、曲を何パートかに区切って、一番小さな音と一番大きな音の差を測っています。各パートで、音量の差が大きければ大きい程得点となります。攻略法としては、小さい音量と大きい音量を交互に出す事です。その際に変に声量をいじってしまうと音程が安定しなくなるため、マイクの距離を近づけたり離したりして調節するか、マイクの先を握ったり離したりして調節しましょう。意識すべきは音量の差なので、一番小さい音と一番大きい音は一瞬出すだけで構いません。何パートかに区切られて評価されているようなので、小さい音と大きい音を出し、ちょっと歌ったらまた同じ事をするといった歌い方で大丈夫です。音程で高得点を出せば出す程、一緒に抑揚の点数も取れないと減点対象になります。逆に音程で点を取れていなかった場合は、抑揚の点数を取れれば大幅に加点されます。

3. リズムの正確さ 重要度★★★☆☆
リズムは、タメと走りのメーターがあります。ガイドメロディーに対して遅く歌うとタメ、早く歌うと走りになります。この中で、走りの方にメーターが振れてしまうと大幅に減点になるので注意が必要です。タメる分にはいくらタメても問題ありません。

4. ビブラートの上手さ 重要度★★★★☆
先述しましたが、機械はビブラートの波形の美しさを評価対象としています。ビブラートの秒数は関係なく、2秒でもあれば評価されます。ゆっくりでも良いので、正確な振幅を刻むのがコツです。抑揚と同じく、音程で高得点を取れば取る程、ビブラートの点数が重要になってきます。音程が95%だったとしても、ビブラートの得点が0だった場合は減点対象なので注意が必要です。

5. ロングトーンの上手さ 重要度★★★★☆
評価基準が謎に包まれています。一つ言えるのは、この項目は、長く伸ばす音が多ければ多い程、そしてその部分で綺麗にビブラートをかけられれば伸びやすいということです。選曲に左右される項目でもあります。短いロングトーンのところでは、無理にビブラートをかける必要はありません。ビブラートをかけるポイントをある程度絞って、他は音程を合わせることに集中しましょう。抑揚、ビブラートと同じく、音程が合えば合う程この部分が取れないと減点対象になります。

6. しゃくり、フォール、こぶし 重要度☆☆☆☆☆
これらが増えても加点対象、減点対象にはなりません。タメ気味に歌うと出やすいです。タメていないのに頻繁に出る場合は、音程の正確さが足りない可能性が高いです。

精密採点Ⅱで高得点を出すための歌い方

  1. 歌詞を無視する 重要度★★★★☆
  2. とにかく音程重視  重要度★★★★☆
  3. 抑揚を付ける  重要度★★★★☆
  4. 長く伸ばすところでビブラートをかける 重要度★★★☆☆

1. 歌詞を無視する 重要度★★★★☆
人前でこれをやるのは心が痛みますが、どうしても点数を取りたいのであればやるしかないですね!攻略法としておすすめなのは、歌詞を全部「ヌ」に置き換えて歌うことです。Nの子音は声帯を閉じて音程を正確に取るのに役立ちますし、ウの音は、唇を固定して、ハミングに近い感じで楽に出せます。

2. とにかく音程重視 重要度★★★★☆
音程を正確に合わせるためなら、どんな犠牲もやむを得なません。本当に心に響く歌い方と、採点のための歌い方は違います。他人に歌を聞かせようと思ってはいけません。機械のように正確に合わせていくのがコツです。

3. 抑揚を付ける  重要度★★★★☆
抑揚のポイントを稼ぐためには、思いっきり音量の差をつけていかなければなりません。おすすめの攻略法は、大きい音を出す際にマイクの先を握り、小さい音を出す際にマイクを離す方法です。声量は音程を合わせるためになるべく変えず、手で音量を調節しましょう。マイクの先を握る場合は、先に必ずマイク音量を0にしてください。自分の切り替えやすい部分で、小さく歌ったり、大きく歌ったりして抑揚を付けていきます。10秒くらいの感覚で小さくしたり大きくしたりを繰り返せば、まず間違いなく評価されます。5を付けるには結構な音量差が必要です。

4. 長く伸ばすところでビブラートをかける 重要度★★★☆☆
ある程度まっすぐ伸ばしてから、途中でビブラートをかける方がロングトーンの上手さのスコアが伸びやすいようです。ただ、ビブラートの秒数が2秒でもロングトーンの上手さが4.5程付く場合もあり、正確な評価基準は解明できませんでした。

最後に

長くなってしまいましたが、以上が精密採点Ⅱで高得点を出すためのまとめです。音程95%以上、抑揚、ビブラート、ロングトーンの評価があれば、まず間違いなく90点は出るはずです。点数が取れると、とっさの時に役に立つことがあるので、これを機に練習してみるのも良いかもしれません。