今回は競争について書きます。
歌手になりたい、有名になりたいなど抱く方々は多いかと思います。ただし、誰もが歌手になれるわけではありませんし、有名になれるわけではありません。それは競争の原理が働いているからです。
競争の原理を上手く使って、向上心を高めていきましょう。
競争とは
歌手になりたい人が10人いたとします。オーディションの審査を経て、歌手になれる人が1人に絞られるとします。
この場合は、10人で1つの席を取り合う競争をしているとも言えます。最終的には、10人の中で、一番優れている人が歌手になり、残念ながら残りの9人は敗者になってしまいます。
これが競争原理です。
世の中には競争原理が多く働いています。大抵はおそらく高校受験からそれを経験するかと思います。高校が終われば大学受験、就職活動、出世競争などで更に経験していくはずです。
他には、何かのスポーツ大会でもそれが働きます。スポーツは、他人よりどちらが優れているかを競うものです。最終的に賞を貰えるのは、他人より優れている上位の人だけです。
そして競争があるからこそ、人々は切磋琢磨して他人より優れた技術や、知識の向上を計ることになります。
競争のルール
競争にはルールがあります。
- 誰でも簡単に参加できればできる程、参加者が増える
- 参加者が多ければ多い程、競争が激しくなる
- 席の数が少なければ少ない程、競争が激しくなる
1. 誰でも簡単に参加できればできる程、参加者が増える
競争に参加するのに100万円かかるより、無料で参加できる方が参加人数は増えます。
2. 参加者が多ければ多い程、競争が激しくなる
10人で1つの席を取り合うより、10000人で1つの席を取り合う方が競争は激化します。
3. 席の数が少なければ少ない程、競争が激しくなる
1000人参加しても、500席あれば2人に1人は勝者です。
席の数が少なければ少ない程、勝者が絞られるため競争は激化します。
動画サイトに例えてみると
例えば、動画サイトに歌ってみた動画を投稿して、ランキング上位に食い込ませるのを目標にした例を考えてみましょう。
動画サイトには、適当に歌を録音をして、簡単な動画を添えてアップロードするだけで誰でも歌を投稿することができます。このため、参加人数(競争相手)は非常に多くなると言えます。
そんな中競争で勝ち残るには、他の人より優れたセンス、優れた歌唱力、優れたMIX能力、優れた動画編集能力、優れた宣伝力などが必要になってきます。もちろん一人でできない場合は他人の力を借りる必要がありますので、コミュニケーション能力も必要になります。
そして見事競争に勝ち残った場合に、ランキング上位という席を獲得できるわけです。
競争を上達の原動力にする
競争というのは、歌の上達に不可欠な原動力になります。もし世の中に競争が無ければ、より優れた技術を求めて切磋琢磨する必要性もなくなってしまいます。
よって、現状の技術に満足しないためにも、積極的に競争に参加してみることをオススメします。他人に負ける事は、より高みを目指して知識を吸収したり、練習する原動力になります。
また、賞を取りたい、チヤホヤされたい、ランキングに載りたい、そういった願望は決して悪い事ではありません。それは努力に繋がります。積極的に挑戦していきましょう。
もちろん行き過ぎた競争は心労の原因にもなります。プロでもない限りは、勝てないからといって焦る必要もありません。自分のペースで競争に参加していけば良いのです。
高みを目指して頑張っていきましょう。