JOYSOUND f1の採点機能、分析採点ⅲ(全国採点ONLINE)で高得点を取るための手引きを書いていきます。

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千の風になってで挑戦して98.374でした。

分析採点ⅲとは

JOYSOUND f1という機種でできる採点機能です。f1であれば、「全国採点」を選択しても分析採点ⅲと同じ採点基準で採点ができます。

DAM全般の採点とは違い、JOYSOUNDの採点は比較的甘く、高得点は取りやすいです。ただしf1では100点満点を取った方はまだ現れていないそうです。全国採点をやっているとたまに100点満点を見かけますが、それはCROSSOという機種で行っているようです。

採点をする前の事前準備

1. 機械のマイク音量を0にしておく
マイク音量は0にしても機械には判定されます。マイクが大きすぎると余計な雑音を拾ってしまう恐れがありますので、0にしておきましょう。0にしたくない方でも、小さくしておくことをおすすめします。

2. エコーを0にしておく
マイクを0にしない場合は、せめてエコーを0にしておくことをおすすめします。自分の声が聞きやすくなります。

3. ガイドメロディを「アマ」にしておく
ガイドメロディの設定ををアマにすることで、ガイドメロディを聞きやすくなります。選曲毎に設定するのでも良いのですが、面倒なので機械で設定してしまいましょう。

機種本体の右側の方にある十字ボタンの上と下を同時に長押しすると、設定画面が出ます。簡易設定より、ガイドメロディを選択し、「アマ」にしておきます。
※遊び終わったら必ず「アマ」から「標準」に戻しておいてください。

分析採点ⅲの5つの採点基準

音程、テクニック、熱唱度、安定感、リズムの5つがあります。

1. 音程
楽曲のガイドメロディに沿って音程を維持できているかで採点されます。設定でガイドメロディを「アマ」にするとよく聞こえるようになります。同時に採点時に表示されるバーでも確認していきましょう。

2. テクニック
ビブラート、しゃくり、なめらかさが多ければ多い程加点されます。テクニックの点数を稼ぐための具体的な方法は後述します。

3. 熱唱度
熱唱度はマイクに入る信号が多ければ多い程増えます。ポイントは、声量=マイクに入る信号ではないという点です。機械の背面のマイクの接続口近くにある黒いつまみを回すとマイクの感度を調節でき、これを上げることで小声で歌っても熱唱度が高くなります。※遊び終わったら必ず元の位置に戻しておいてください。

しかし問題なのは、熱唱度が高くても総合得点には影響しないという点です。しかし40を下回ると減点されかねないそうです。

4. 安定感
JOYSOUND公式によると、ロングトーンを安定した音程で歌えているかを採点しているようです。おそらく総合得点には影響しません。

5. リズム
100点満点かと思いきや、50点が満点です。それより低いと走っていて、それより高いとタメています。50近くになっていれば問題ありません。安定感と同じように総合得点には影響しません。

※2013年10月現在、仕様が変更され、リズムが100点満点になるようになりました。

※この中で直接総合得点に響くのは「音程」と「テクニック」のみです。音程、テクニック共に100点満点であれば、理論上は100点になるはずです。他は低くても全く問題ありません。また、音程とテクニックどちらを優先すべきか疑問ですが、分析採点ⅲの場合は、音程よりもテクニックを高める方が総合得点が多くなりやすいです。テクニックで100点を取れないと総合得点で99点台に乗るのは難しいです。

分析採点ⅲで高得点をとるためには

1. 音程を合わせる
ガイドメロディを聴きこんだ上で、音程のバーを見ながら正確に合わせる事が大事です。音程を合わせるためなら歌詞を犠牲にしても良いくらいです。しかしf1は音程の評価アルゴリズムが少し変で、きちんと音を合わせているのにも関わらず音程のバーが急に大きくブレる事があります。これが起こってしまうと音程と特になめらかさに影響が出ます。この事をオクターブエラー(オクエラ)と言います。

歌っていてオクターブエラーを連発する場合は、母音を調整してみてください。私が行った実験では、試しに全部「アーーー」で歌ってみるとオクエラを連発していましたが、「オーーー」に変えて歌うとオクエラが止まりました。機械が声を分析する際に、何か雑音が混じっている場合、オクエラが起こりやすいと推測しています。

また、マイクの感度が大きすぎ(小さすぎ)てもオクエラを起こしやすいので、背面のつまみをいじって色々試してみるのも良いです。特に曲の出だしでオクエラが起こりやすいため、前奏で一度「アー」と声を出して機械に自分の声を判定させておくことをおすすめします。

2. ビブラートを入れまくる
ビブラートは入れれば入れる程加点されます。曲の伸ばす部分では必ず入れてください。ビブラートを入れるために、全部タングトリルで歌う猛者もいます。

音程バーをよく見るとロングトーンをするところでバーが半透明な部分があります。ここは実際には伸ばしても伸ばさなくても良い部分ですが、できるだけ伸ばしつつビブラートを入れると得点を増やす事ができます。

3. しゃくりを入れまくる
ちょっとリズムを遅らせ気味に、音程をスライドさせるように上げるとしゃくりが付きます。しゃくりが入れば入る程得点が多くなるため、ビブラート同様に入れまくってください。

しゃくりを増やすために音程が多少犠牲になったとしても、結果として総合得点が上がる事が多いです。分析採点ⅲでは、音程よりテクニックの方が重要視されています。

4. なめらかさを高める
この基準だけはよくわかりませんでしたが、音と音を切らずに繋げるようにして歌うと増えるようです。オクターブエラーが起こるとなめらかさが減点されるようなので注意しながら歌ってください。

また、曲によってはどう頑張ってもなめらかさが10点満点にならない曲があるそうです。どうしても10点に到達しない場合は、選曲を変えてみてください。

※2013年10月現在、仕様が変更され、なめらかさの点数を稼ぎやすくなりました。

まとめ

分析採点ⅲで高得点を取るためには、音程とテクニックで100点に近い値を出す必要があります。

音程に関してはf1の評価基準は甘いので、ガイドメロディを聴き込んだ上で、オクターブエラーが起こらないように歌えば99%近くになると思います。そして高得点を出すためには、何よりもテクニックでどうにかして100点近くまで取る必要があります。そのためには、なめらかさを10点満点にすると同時に、ビブラート、しゃくりの回数を多く入れる必要があります。