たった数曲歌っただけですぐに喉が痛くなってしまうといった経験はありますでしょうか。
症状としては、
- 歌っている途中に声帯あたりがピリピリしてきて、咳き込んでしまう
- 無理な歌い方をしていないのにたった数曲歌っただけなのに声が枯れてしまう
といった感じです。
今回はこれらの原因と対処法を書いていこうと思います。
目次
数曲で喉が痛くなる原因のほとんどはウォーミングアップ不足
たった数曲で、無理な歌い方をしているわけでもないのに喉が痛くなる場合、大体はウォーミングアップ不足であることが多いです。
特に喉を開く筋肉(あくびの動作)のウォーミングアップ不足なことが多く、無意識のうちに微妙に喉が絞まってしまい、声が枯れてしまいます。
喉を開く筋肉は、普段の生活の中ではあまり動かさない筋肉であり、歌う筋肉の中では一番鈍っていると思っても良いです。
歌う前に必ずあくびのような動作をし、喉を開く動きを思い出しておきましょう。
すぐに喉が痛くなる人ほど歌う前にウォーミングアップ、ストレッチを
発声はお腹から口周りまで様々な筋肉の連携で成り立っており、これらすべてが普段の生活でよく使われているとは限りません。
いきなり歌うとなった際には、日頃使っていない筋肉の動かし方を忘れてしまっていることがあり、ぶっつけ本番ではなかなか発声器官をスムーズに動かしきれない場合があります。
その結果無理な発声になり、すぐに喉が痛くなってしまったり、声が枯れてしまったりということが起こります。
ウォーミングアップやストレッチは大事で、歌う前には可能な限り必要な筋肉を意識的に動かしておきましょう。
具体的にどうすれば良いか
- お腹周りの筋肉をストレッチ
- 首周りの筋肉をストレッチ
- 肩周りの筋肉をストレッチ
- 口周り(あご、舌、表情筋)を動かす
- 喉を開く動作をしておく
- 声帯の開け閉め動作(息漏れ声と張った声)をしておく
- 地声、裏声の切り替え動作をしておく
これらは歌う前にしておくことで、本番スムーズに歌えると思います。
声が枯れてしまえば、回復するためには休むしかなくなります。そのため歌う前には必ずストレッチ&ウォーミングアップを行いましょう。
無理な発声にも気をつけよう
当然のことながら、事前にストレッチ&ウォーミングアップをしていても喉が痛くなったり、声が枯れることがあります。その原因は無理な発声をしていることでしょう。
- 自分が出せない地声高音域を張り上げて出そうとする
- シャウトをする
これらは喉を痛める原因となります。
もちろん、負荷のかからない発声をしていても、長時間歌えば声は枯れます。
声の使いすぎばかりは対処方法がないため、ほどのどで休むようにしましょう。