ミドルボイス(ミックスボイス)を発声するには、裏声で声帯を閉鎖し、芯のある声を出せなければなりません。ボイストレーニングをする上で、誰もがぶつかる壁でもあります。ここでは、裏声が息漏れしてしまう場合や、柔らかい裏声しか出せないという段階から、芯のある裏声を獲得するための方法をまとめます。
そもそも声帯とは何か
声帯とは喉にある二枚のヒダです。これらが合わさり高速で振動することにより、音(声)が出ます。私たちが普段呼吸をしているときは、空気を多く通すために声帯は開いております。そして声を出そうとすると、声帯付近の筋肉が緊張し、声帯のヒダが互いに寄せられます。寄せられた声帯の間から息が通り抜けることで、声帯は振動し、声になります。
声帯の開け閉めについて
声を出す際に、声帯がほんの少しだけしか閉じられていないと、あまり声帯は振動せず、ほとんどの息がただ通りすぎてしまいます。スーっと息が漏れる音がするので、これを息漏れ声といいます。そして、声帯を閉じれば閉じる程、声帯は振動しやすくなりますので、少ない息で強い声が出せます。この声帯閉鎖の動きを裏声でやることで、振動する裏声が出ます。
裏声だと声が息漏れしてしまう
よくボイトレを始めたばかりの方が裏声を出そうとすると、声帯をうまく閉じることができず、息漏れしてしまいます。これは、声帯の閉鎖筋が弱い、もしくは裏声で声帯を閉じる動きに慣れていないかのどちらかが原因です。前者の場合は、裏声だけではなく地声も閉鎖が弱いため、普段の話し声もなんとなく弱々しい感じがします。この場合はちょっとした練習が必要です。逆に地声は力強く出せるのに、裏声で息漏れしてしまう場合は、コツさえ掴めばすぐに発声できます。
3種類の裏声
練習に入る前に、3種類の裏声について改めて確認してみましょう。
- ファルセット
- ヘッドボイス
- ミドルボイス
それぞれ、ファルセットは息漏れした裏声、ヘッドボイスは息漏れはしていないが柔らかい裏声、そしてミドルボイスは地声のように響き鋭い裏声です。声帯の閉鎖具合は、ファルセット→ヘッドボイス→ミドルボイスの順に強くなります。ボイトレを始めたばかりの方は、声帯の閉鎖がうまくできず、ファルセットしか発声できない事が多々あります。しかし、今はファルセットしか出せなくても、練習を続ける事で出せる声も増えていきますので大丈夫です。ミドルボイスを発声するためには、それなりに強い閉鎖を身に付ける必要があります。下記のボイストレーニングを続けて、声帯の感覚を掴みましょう。
裏声で声帯を閉鎖するための攻略法
裏声で声帯を閉鎖するための練習法をまとめます。当たり前の事なのですが、声帯を閉鎖するためには、声帯を閉じるための筋肉をコントロールする必要があります。この閉鎖筋ですが、すごく繊細な動きとなるため、練習を行う際は、声帯付近に全神経を集中させてください。
攻略法1: 息を止めたり、吐いたりを繰り返す
まずは声帯がどの位置にあり、どう動くのかを体で感じてみましょう。「ハー」と息を吐きながら、「ッ」と止めてみます。息を出しているときは声帯が開いており、息を止めたときは声帯は閉じております。何回か繰り返しやっていると、喉の奥あたりで、声帯が開け閉めしているのを感じる事ができます。
攻略法2: 息を止めて維持する
次に、ハーと吐きながら息を止め、10秒程キープしてみましょう。息を止めている間は声帯は閉じたままキープされています。息を吐いているときと止めているときで、どこが違うかを確認してみましょう。
攻略法3: 息を止めた状態から無理矢理声を出す
まず息を止めます。この時点で声帯は完全閉鎖しているのですが、その状態から、地声で、無理矢理声を通す感じで「アッ!」と強く発声してみます。声は伸ばさずにすぐに切ります。鋭く響き、かつ詰まった声が出せれば成功です。荒治療なのですが、とても有効な練習方法です。喉が痛くなったらやめてください。
攻略法4: ボーカルフライを練習する
参考: ボーカルフライ
強い閉鎖を維持したまま声を低くしていくと、声帯がブツブツと鳴る、ボーカルフライになります。このボーカルフライができるのであれば、裏声での声帯閉鎖はコツ次第でできます。しかしボーカルフライができないのであれば、それはすなわち声帯の閉鎖筋が弱いということになります。ボーカルフライができなければ、ミドルボイスはまずできないと考えてください。その場合はまずは徹底的にボーカルフライを練習してみましょう。
攻略法5: 地声と裏声を交互に出す
一度声帯の閉鎖から離れて、地声と裏声を交互に出す練習をしてみましょう。「アー(地声)アー(裏声)アー(地声)アー(裏声)」という感じで交互に発声してみます。この時点では裏声が息漏れしても大丈夫です。次に、地声低音でアーと発声したまま、勢い良く声を高くして裏声の高音まで突き上げてみましょう。裏声に慣れるという意味でも重要な練習方法です。
攻略法6: 閉鎖した地声を出したまま裏声に切り替える
攻略法3でやった、息を止めた状態から声を出す発声をもう一度やってみます。鋭く詰まった地声になるかと思います。「アッアッ」と何回か切って発声した後に、「アー」と伸ばし、詰まった声を維持したまま、勢い良く裏声に飛んでみましょう。上手く行けば、鋭く閉鎖した裏声を見つけられます。同じように、詰まった地声を出したまま、勢い良く裏声の高音まで突き上げる練習も行なってみましょう。この練習法のコツは、地声の発声の段階で強い閉鎖を作っておくことです。
攻略法7: 裏声でスタッカート発声
裏声で、「ンッンッンッ」もしくは「アッアッアッ」と、音を切りながら発声してみます。「ッ」の時には、息を止める事が重要です。息を止めてから再び発声する際に、強く芯のある声が出ることがあります。その声が見つかればしめたものです。あとは確実に出せるように練習しましょう。
ミドルボイス習得に向けて
以上が練習法まとめです。ミドルボイスを発声する上で、裏声での声帯閉鎖は必ずできなければなりません。習得難易度は比較的高いので、高音開発をする際にはほぼぶち当たる壁となるかと思います。今はできなくても、あきらめずに練習していきましょう。
この中では、ボーカルフライが簡単な診断代わりに使えます。ボーカルフライさえできれば、コツ次第で裏声でも声帯閉鎖はできます。ボーカルフライができない方は、まずは地声から練習して、強く芯のある声を身につけましょう。筋肉の繊細なコントロールがすべてなので、喉に全神経を集中させて練習してください。
ボーカルフライとはブツブツ鳴れば何でもいいのですか?
まず「ボーカルフライでブツブツさせる事ができる」というのが第一目標です。
それができたら、追加として、
1. ブツブツの音を大きくしてみる
2. ブツブツの速度を遅くしてみる
というのも練習してみてください。
裏声で力が入ってしまい、うまく開けません。
というか裏声を出すと喉頭が上がってしまい、ぜんぜん下げれません。
それではまずは喉を開きながら裏声を出す練習をしてみてください。
ボーカルフライの際、体感なのですがプツプツなる位置が
上下する感じがあるのですが喉締めになってしまっているのでしょうか?
高音になるに連れて位置が上がってくるように感じます。
喉を開きながらボーカルフライができるか確認してみましょう。
具体的にはどんな練習をしたらいいですか⁇
喉を開く練習: http://remivoice.jp/voice-training/open-throat.html
ヘッドボイスの出し方: http://remivoice.jp/voice-training/head-voice-how.html
この辺の記事を参考にして練習してみると良いと思います。
ありがとうです!
ボーカルフライ=エッジボイスという認識で正しいでしょうか?
初歩的な質問ですいません。
正しいです。
詳しくは、ボーカルフライの項目を参考にしてみてください。
回答ありがとうございます。
記入されていたのに読み落としていました。
お手数かけて申し訳ありません。
一応上で書かれてるかことは出来た(?)のですが、自分の感覚ではファルセットに聴こえてしまいます…..どうしたらいいでしょうか?
ファルセットに聞こえるということは声帯の閉鎖が甘く、息が漏れているということになります。
スゥーっと息が抜けるような音が聞こえたり、ロングトーンをしても息が長く続かないのであれば漏れています。
声帯が上手く閉鎖できれば、少ない息で長く、そして強く発声できます。
たびたびもうしわけないです、ミドルボイスはエッジボイスと出す感覚は同じですか?
違います。ボーカルフライ(エッジボイス)というのは、そもそもが普通に声を出す感覚ではなく音を出すという感覚に近いため、ミドルボイスとは感覚が違くなります。
どちらかというと、地声の詰まった声の方がミドルボイスに近い発声になります(これを裏声でやれば良いだけなので)。
詰まった地声とゆうのは、ふざけてないですけど、平泉成とか低燃費少女ハイジのオンジの声のようなことをいいますか?
ミドルボイスって発声法は3みたいな感じなんですか感覚的に
ファルセットとミドルボイス違いは自分で歌ってて分かるものでしょうか?歌ってる時の感覚で。
ボーカルフライはできましたが歌っているときも声帯を閉じる事を意識した方がいいですか?歌になると声帯を閉めた時に発した声にはなりません。
ファルセットとミドルは喉の使い方が違うので、感覚は違います。ミドルは声帯をしめた裏声です。ファルセットは息がもれるので、ロングトーンを長くだせませんが、ミドルは強い声でながくだせます。声帯を閉めてる時、あー今閉めてるなーとは思いませんが、閉めた声とそうでない声は区別してだせます。
ゆうきさんへ。ミドルやヘッドを手に入れたいのであれば、閉鎖を意識した方がいいです。エッジボイスしたあとになんとなく同じ感じで裏声だしたら、いつもよりしんがでたりしませんか?僕は最初に閉鎖の感覚つかんだときはそうやってつかみました。エッジボイスが本当にできてるか確認してみて下さい。あと最初は閉鎖できてても弱い声だったりするので、ファルセットと別に長くだせる声なのかを確認してみて下さい。コラムにある息を止める練習をしたあともしんのある裏声だしやすかったりします。
名無しさんへ。
ありがとうございます。
早速帰ったらやってみたいと思います。
確かにエッッジをやったあとは裏声に芯があるようになりました。
長くだせるのかも確認してみます。
名無しさん、代わって回答ありがとうございましたm(_ _)m
ミドルボイスで、喉開く必要ってあります?
[…] 裏声での声帯閉鎖を攻略せよ – れみぼいすコラム 2012年10月22日裏声での声帯閉鎖を攻略せよ ミドルボイス(ミックスボイス)を発声するには、裏声で声帯を閉鎖し、芯のある声を出 […]
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度々申し訳ございません。
ボーカルフライ、声帯を閉じて響きのある裏声や地声の練習を続けているのですが、歌になると息が漏れ徐々に枯れていってしまいます。
歌にいかすのは大変でしょうか?
何かアドバイスがありましたらよろしくお願い致します。
やはり基礎ができていないと歌には活かせませんので、もう少し基礎を積んでみてください。
また声が枯れるのは呼気を強め過ぎている場合や、声帯を閉じ過ぎている場合も考えられます。その辺りも見なおしてみると良いと思います。
ミックスボイス発声時、喉仏は普通に会話してる
時と同じ位置ですか?出来れば詳しく教えていただけたらうれしいです。お願いします
基本的に高音を出すと喉仏は上がります。ミックスボイス(ミドルボイス)発声時も同様に高音発声なので、必ず喉仏は上がります。
ただし喉を絞めてガチガチに固めるのはNGですので、できるだけ喉仏を上げない意識を持って発声してみてください。
いつも参考にさせていただいてます(^ω^)
この練習のみで声帯閉鎖は強くなるものなのですか?
ミックスボイスを習得するのに
年齢や声がわりって関係ありますか?
nicora様:
関係ありません。歳と共に声帯の形が変わるわけではないので大丈夫です。
裏声で「ンッンッ」とやってると女の子の声のようになったり、その状態で発声をすると、
少し地声っぽいけどいまいち芯のない声になる上声帯が痛みます。
これはどこで間違えているのでしょうか?
ヘッドは出来てると思うんですが、声帯を閉じた裏声での低い部分(middleキー辺り)の声が不安定な感じがします。あと声量が全然足りません。一年半以上練習してるんですが・・・。
ヘッドやミドルボイスでの全体的な声量と低い部分について、具体的にどうしていけばいいのか教えてください。
攻略法6まではできたと思うのですが、7だけはどうしてもできません!
そして成功例がわかりません!どうすればいいでしょうか?
素朴な疑問なんですが、たまにふざけてミッキーマウスの声真似「(裏声で)ハロー僕ミッキー」とかして遊んだり、ボイトレとして歌舞伎の人が出しそうな裏声で外郎売りを読み上げたりしてるのですが、ミッキーの声や歌舞伎で使いそうな裏声て種類的にはフォルセットなのでしょうか? それともヘッド? ミドル?
喉を開いた裏声…?あれ、出ない。
喉を開いたボーカルフライ…?あれ、出ない。
。・゜・(ノД`)・゜・。
攻略法4で閉じてアッ!と無理やり声を出したら笛みたいな音が出ます
いつもお世話になっております。
私は地声が高めで、今まで地声を張り上げて歌っていたのですが、地声張り上げは喉に悪いということと、優しい歌い方もしたいということでミックスボイス習得に励んでいます。
初歩的な質問なのですが、他の記事で裏声で声帯を閉鎖する→喉を開く→ミックスボイスの完成と説明しておられますが、「裏声で声帯を閉鎖」がよくわかりません。
そもそもここでいう裏声とは何のことでしょうか?息漏れのある声(ファルセット)ですか?ヘッドボイスのことでしょうか?どちらにせよ裏声から声帯を閉鎖すると、地声張り上げの歌い方になりませんか?(閉鎖の段階 息→ファルセット→地声→エッジボイス→息止めた状態 と考えた場合)
練習してみてもいまいちミックスだ!っていう感覚が掴めず、いつもの張り上げてる感じ(声帯をギンギンに閉鎖する感覚)になります。
Yzm 様:
なる人はなりますし、ならない人はならない、としか言えません。
というのも、声帯閉鎖は筋肉を動かす感覚であり、これを掴むために色々なアプローチ方法があります。
よって最初から筋肉を動かす事ができるのであればこれらの練習法など必要ありませんし、逆に練習法を使っても筋肉を動かす感覚を掴めない可能性もあります。色々なアプローチ方法を試してみてください。
syo 様:
咳払いのような感じで声帯を吹いていませんか?
そうなると声帯は痛みます。
声帯をしっかり合わせて、少ない息で振動させてみてください。
マイ 様:
換声点付近のフレージングを最適化する
https://remivoice.jp/column/archives/578
という記事を書いておりますので、併せてお読みください。
ケン 様:
裏声でできない場合は、まず地声でアプローチしてみてください。
声帯を閉じて、芯のある詰まった声を出してみます。それを裏声でやります。
りょう 様:
声を聞かないとなんともですが、どちらかというとヘッドじゃないでしょうかね。息漏れしていたらファルセットです。
きー 様:
練習あるのみです!頑張ってください!
コメント40番の方:
もしかするとホイッスルかもしれませんね。
録音した限りでは7まで出来ると思うのですが、歌を歌う時に実際に使うのが難しいです。音階練習で慣れるしかないでしょうか?
失礼しました。
録音して聞いた限りでは7まで出来ていると思うのですが
の間違いです。
ファルセットではhihiCまで出るのですが、息漏れがすごくあります。
ヘッドボイスはhiCぐらいからおそらくのどじめしてしまいます。小声だとhiFぐらいから。hiGとかヘッドボイスで出たことないです。
後普段の喋り声も小さい方で、よく声が裏返ります。
これは閉鎖筋が鍛えられてないということですよね?
上記の方法で練習した場合閉鎖筋を鍛えるのにどれくらい時間かかりますか?長文失礼します。
ミドルボイスのようなものがだせるようにはなったのですが(地声から裏声の換声点は目立たなくなったくらい)
ミドルボイスのようなものを出すと、少し息漏れをしてしまいます。声量はちゃんと出るのですが、地声と声質も少し違います。
これはミドルボイスではないのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
地声の声帯閉鎖から勢いよく裏声に移すととんでもなく高い金切り声みたいな裏声になってしまいます。どうすればよいでしょうか?
僕は歌うとき、常に喉仏が上がっていて、hihi域を出すときには喉仏が見えないほど上に上がっています。
この発声がおかしいことは分かるのですが、喉を開いて発声というのがどうしてもできません。
ボーカルフライは、音を大きくするのも遅くするのもできますが、どうすれば改善できますか?
投げやりな文章で申し訳ありません。
地声と裏声の喚声点で声帯閉鎖をしようとしても、どうしても声がとてつもない金切り声になってしまいます。何かコツはないでしょうか?
すけ さんへ 実際に歌う時に練習の成果を出すためには、やはり、もう少し基礎を固めていかなければなりません。もちろん、音階練習も含みます。こちらのサイトのコラムに「発声練習を実戦で馴染ませるために意識すべき事」という記事もあるので、参考にしてみてください。
えほん さんへ 普段の声が小さい理由は2つあります。1つ目が呼吸筋が弱い、ということでもうひとつが声帯の閉鎖筋が弱いということです。
声帯の閉鎖筋を鍛える練習でかかる時間は個人差があります。すぐコツをつかめる人もいれば、なかなかできない人もいます。練習頑張ってください。
練習6で裏声に飛ぶと鳥みたいな声になってしまいます。これでも出来てるんでしょうか?
エッジボイスは出来ました!
けどそこから裏声を出しても芯のある裏声にならないです…。
どうしたらいいですか…???
歌好きさんへ 細かいことは聞いてみないとわかりませんが、普通ならミドルボイスは息もれはしません。自分の声を録音して、このサイトの発声技術編のミドルボイスの項目で見本とじっくり聞き比べてみてください。
のんのん さんへ 私が思うに、高い音で声帯閉鎖をすると金切り声のように聞こえることもあると思います。おそらく問題はないと思います。それか、もしかするとホイッスルボイスが出ている可能性もあります。ホイッスルボイスについては、このサイトでれみぼいすさんが説明してあるところがあります。(発声技術編です。)そちらもご覧ください。
すめのめ さんへ いつも歌う時、喉仏が上がってしまうようならば、まずは地声(チェストボイス)から練習するとよいでしょう。あくびをするときのようにして喉を開きます。はじめは力を入れないと、のどちんこの部分も上がらなかったり、喉仏も下がらなかったりするかもしれませんが、じきに楽にできるようになります。そうして、あくびのときのようにして、声を出します。変な声になるかもしれませんが、気にしなくて大丈夫です。このサイトの発声技術編の「チェストボイスの出し方」という記事もご覧ください。
ボーカルフライは得意だと思ってるので、裏声での閉鎖やエッジ自体はできるのですが、音程的にせいぜいhiAくらいまでです。それ以上の音域はどうしても喉を閉めてる感覚があり、裏声の閉鎖ができなくなってしまいます。hiCくらいまでは閉鎖した無理のない綺麗な裏声で出したいのですが、どういった練習が効果的ですか?あるいは、やはりそれも閉鎖筋をさらに鍛えることで解決しますか?
ハルさんへ 地声と裏声の喚声点付近でははじめはなかなか閉鎖した声は出しにくいです。れみぼいすさんのサイトにある練習を続けていくことで、だんだんきれいに出せるようになっていきます。極端に大きな声にしたりせず、同じ大きさの声を出す意識をして、頑張ってください。
ぬんさんへ 鳥みたいな声に聞こえることはあると思います。ただ、高音でも低音の時と同じくらいの声量にするように意識してみてください。同じ声量にすることで、閉鎖した声が探しやすくなります。
えくれあさんへ エッジボイスが出せるのであれば、閉鎖した裏声は慣れれば出せるようになっていきます。一度、地声での声帯の閉鎖の感覚を確かめてみると、閉鎖した裏声が見つかりやすくなると思います。
太郎さんへ 男性の場合、ミドルボイス(閉鎖した裏声が元になっています)の音域はだいたいhiBくらいまでです。(その上も出せなくはないですが)閉鎖筋は、れみぼいすさんの発声技術編の練習を続けていくことで強くなっていきます。また、喉を下げる筋肉もついてきて、高音も楽に出せるようになります。声を出していくことで筋肉が強くなっていきますので、頑張ってください。
声帯閉鎖した裏声と地声の切り替えの練習をしていて、換声点の位置は極力張り上げない位置に設定してスムーズな切り替えを意識しています
しかし、地声とはやはり音質が変わり、息漏れはしていないのですが声の切り替わりがはっきりしてしまいます
両者の声質を近づけるにはどちらをどう修正すべきでしょうか
よろしくお願いします
マッスルさんへ
声帯閉鎖した裏声を地声らしくするには、喉の奥を開くことが大事です。喉の奥を開いて声帯閉鎖した裏声を出せば、地声との差が目立たなくなります。はじめは喉の奥を開いて声帯閉鎖するのは難しいですが、トレーニングすれば出るようになります。
閉鎖した裏声を出して少しずつ喉を開いていく練習や、喉の奥を開いてボーカルフライをする練習などをしていくとよいと思います。
ミックスボイスの練習をしているのですが低音の裏声(声帯閉鎖)に慣れすぎてしまいファルセットが出なくなってしまいました
ミックスの最高音はhiAです裏声でこれより上の音を出すにはどうすればいいですか?
息漏れしている、していないを確認するにはどうしたらいいんでしょうか。
自分が今どの声を出しているのか判りません。
ヤバいですね。出来たりする感覚があったり無かったりしますけど何か、何か、今までの記事の中で一番テンション上がるっていうか楽しい。(笑)
まぁ完全に出来たわけじゃないんですけど、なんか面白いっす。(笑)
エッジボイス(ボーカルフライ)から裏声の声門閉鎖のコツを掴もうとするなら裏声の中音~高音でエッジボイスしないと。
地声や低音のエッジボイスばっかりやっててもマジで意味ないよ。