歌っていると、本来楽しいはずである歌を苦痛に感じることがあります。
ここでは歌における3種類のスランプ要因とその脱出方法について触れます。
目次
歌における3種類のスランプ要因
- 極端な自己判断をする
- 他人からの評価を気にしすぎる
- すぐに結果を求めようとしすぎる
1. 極端な自己判断をする
自身の歌に対して、下手すぎる、もしくは上手すぎると評価することによって苦痛に感じることがあります。
自身の歌が下手すぎると考えてしまった場合は、臆病になってしまい、人前で歌う事が辛く感じます。アーティストとしては致命傷かもしれません。
逆に自身の歌が上手すぎると考えてしまった場合は、向上心がなくなり、ひどくなると他人の歌を見下すようになります。
(自分を含む)すべての歌手は完璧ではない。しかし、皆完璧に向かって努力している。
このような考え方を持ちましょう。 歌を完全にマスターするのは不可能です。
プロも、アマチュアも、先生も生徒も、歌を学び続けているという面においては同じです。
ですからあなたの歌は完璧じゃなくても披露して良いし、そもそもあなたを含め完璧な歌手などこの世に存在しないのです。
2. 他人からの評価を気にしすぎる
他人から音痴と言われた、下手と言われたなど、他人の評価が突き刺さる事があります。
評価を受けることで逆にモチベーションに変われば良いのですが、歌そのものを諦めてしまう要因にもなりえます。
まず万人に受けるような歌い方など存在するはずがありません。ということは、表に立ったら絶対に一定数の批判を受けるということになります。
批判に慣れるということが一番なのですが、これに関しての解決策としては、同じ事をしている仲間を見つけるということをオススメします。そうすれば辛いことや悩みを共有し合うことができます。
3. すぐに結果を求めようとしすぎる
- プロを目指して努力してきたけど結果が出ない。
- ミドルボイスを練習しているけど一向につかめない。
このように思ったことが実現できないと、歌う事自体が苦痛に感じるようになることがあります。
最悪のパターンは、彼らが怒り、苦しみ、歌うことそのものをやめてしまう事です。どんなに歌が上手かろうが、才能があろうが、やめてしまっては意味がありません。
これに対しては、「長いスパンで歌と共に人生を歩む」という心構えが解決に導きます。
プロになるのも、ミドルボイスの習得も、長い年月を要することがあります。 歌で必ずお金を発生させなければいけないということは決してありませんし、 ミドルボイスを習得しなければ歌えないというわけでもないのです。
焦りだすと本来楽しいはずである歌が楽しめなくなってしまいます。
目標を持つことは良いことですが、最後に勝つのはウサギではなくカメであることは間違いありません。
すぐに結果を出そうとせず、歌うことを心から楽しみながら、じっくりと時間をかけて目標に向かっていきましょう。