ここでは母音の調整による歌声の変化について触れていきます。
明るい声と暗い声
明るい声と暗い声は、母音の開き具合で形成されます。
笑うと表情筋が緊張し、口が横に開きますが、この状態で言葉を発声すると母音が明るくなります。
逆に暗い声の場合は口は横に開かずそのまま縦に開きます。
両者は、特に「ア」の母音で顕著に差が出ます。
口の形だけで母音の明るさは作れますが、顔全体で表現する方が良いです。
声が暗いと言われる人は笑顔の練習と、笑顔のまま喋る練習をすると良いです。
明るい母音と暗い母音の例
実際に聴いて確かめてみてください。
サビは笑顔で、明るい母音で発声しています。
上の見本に対して、こちらの見本はわりと暗めの母音で歌っています。
大体は明るい曲は母音を開き気味に、暗い曲は閉じ気味に発声すると良いかと思います。
曲によって変えられるように練習しましょう。