図の③の方へ引っ張る筋肉です。

口蓋喉頭筋と茎状咽頭筋はそれぞれ別の筋肉なのですが、 ひっぱる方向が同じなのでまとめて鍛えます。

この2つの筋肉は、「①胸骨甲状筋」同様、ふくらみのある声を出すのに必要な筋肉です。

口蓋喉頭筋と茎状咽頭筋を鍛える

ここでは、2つの手順を踏みます。

  • 軟口蓋を確認する
  • 声を当てる練習

1. 軟口蓋を確認する

鏡で口の中を覗いてみましょう。

まず上あごを確認し、そのまま口の奥を見ると柔らかい部分があります。そこが軟口蓋です。

軟口蓋の位置がわかったら、あくびのような感じで喉の奥を開いてみましょう。その際、頭に向かって紐で引っ張られているようなイメージを持ちます。

上手くできれば、のどちんこが上に引き上げられるのを確認できます。

2. 声を当てる練習

次のステップとして、頭のてっぺんに向かって声を当ててみましょう。

裏声の「オー」もしくは「ウー」の発声で、頭のてっぺんもしくは後頭部に向かって 声を飛ばすイメージで発声してみます。

頭に声を飛ばすイメージをすることで、口蓋喉頭筋、茎状咽頭筋を緊張させやすくなります。

①胸骨甲状筋と一緒に引っ張り合います。