ここではホイッスルボイスについて動画を交えつつ説明します。
※私はこの声については出せないので、知っている事のみを書いていきます。
目次
ホイッスルボイスとは
ホイッスルボイスは、裏声のさらに上にある声区です。人間が出せる声の中で一番高い音で、笛のような音色がする事からその名がついております。
ホイッスルボイスを使う歌手としては、Georgia Brown、Mariah Carey、Adam Lopezなどが有名です。
歌ではあまり使われません。ホイッスルボイスができるとびっくりさせることができますが、チェストボイスやミドルボイスの方が遥かに重要度が高いです。
ホイッスルボイスの発声原理
発声原理のすべては解明されておりません。
その理由は、喉頭蓋(飲み物が食道に通るように気道を塞ぐ役割を果たす部位)がほぼ閉じ、共鳴腔が非常に小さくなるためカメラで捉えるのが難しいからだそうです。
しかし、現状で、声帯の前の部分のみが振動することで高音が出るということがわかっております。
これは振動が短くなるという点で、ギターのフレットを押さえるのと同じ効果になります。
内喉頭筋の「側筋」が働きますが、「横筋」は働かず、披裂軟骨の間に三角形の隙間ができるそうです。 これにより、声帯の前の部分は近づき振動しますが、後の部分は離れていて振動しないという状態になります。
声帯の振動部が短くなるので、高い声が楽に出せます。
口笛と同じ原理なのか
声帯の振動ではなく、口笛と同じ原理で発声されているという説もあります。
私はこれについては少々懐疑的です。
どちらかというと声帯のごく一部分が振動していると思っています。
子供のホイッスルボイス
小さい子供が出すキャーという声はホイッスルボイスであることが多いです。
幼少時代には楽にキャーと出せたかと思いますが、変声期を迎えることで自然と出せなくなる人が多くなります。
ホイッスルボイスの動画
ホイッスルボイスの動画を見て、音域や、声質を確認してみましょう。
声質的に、笛のような、ヤカンの煮えたような音がするのが特徴です。
吸いから練習すると良い
ホイッスルですが、吸いの方が遥かに簡単らしく、多くの人がまずは吸いから練習すると良いと主張しています。
アプローチをする際の参考にしてみてください。